ジャンプ漫画は「ONE PIECE」以前と以降で○○が違う!?

 

こんにちは、niodrill(におどりる)です。

 

 

突然ですが、皆様は『週刊少年ジャンプ』をお好きでしょうか?

 

 

 

僕は基本的に漫画は単行本派なので雑誌は買わないのですが、ジャンプだけはかれこれ15年以上購読を続けています。

 

 

 

今回は週刊少年ジャンプと、そんなジャンプが誇る化け物コンテンツ『ワンピースONE PIECE)/尾田栄一郎がテーマです。

 

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ONEPIECE

 

 

僕はワンピースが、ジャンプのストーリー漫画において大革命を起こしたと思っているのですが、皆様は何かお分かりでしょうか?

 

 

 

ワンピース以前と以降で何が違うのか。

 

 

それを紐解くために、ジャンプの歴代人気漫画を振り返っていきましょう。

※ギャグ、スポーツ、恋愛などの別ジャンルのものは除外しますね

 

 

1983年:北斗の拳

1984年:ドラゴンボール

1985年:シティ・ハンター

1986年:聖闘士星矢

1987年:ジョジョの奇妙な冒険

1989年:DRAGONQUEST ダイの大冒険 

1990年:幽遊白書

1994年:るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-

1997年:ONEPIECE

1998年:HUNTER×HUNTER

1998年:シャーマンキング

1999年:NARUTO

2001年:BLEACH

2004年:D.Gray-man

2008年:トリコ

2014年:僕のヒーローアカデミア

2015年:ブラッククローバー

 

 

 

ざっくりですがストーリー漫画の中から特に人気が高いものを纏めてみました。

 

引っぱるものでもないので、ハッキリ申し上げますと、

ワンピース以前は『キャラクター』

ワンピース以降は『ストーリー(世界観)を主体とした漫画が非常に多いです。

 

もっと言うと、ワンピース以前はキャラクターさえ魅力的であればストーリーはそこまで重要視されていませんでした。

 

悟空やケンシロウや承太郎がかっこよければ、細かいところは気にしませんでした。

 

ただワンピースがジャンプに「作り込まれた世界観」と「壮大な伏線回収」といったある意味映画や小説的な面白さを少年誌にを持ち込んだことにより、その風潮は変わっていきます。 

 

皆様なんとなくですが『昔の漫画=ストーリーにツッコミどころが多い』という印象はありませんか?

伏線が放置されてようが、ご都合主義であろうが、トンデモ展開であろうが、

「昔の漫画だからなぁ」と思っていませんか?

 

今のジャンプ漫画がそういった『ストーリーへのツッコミどころ』を見せれば少し白けてしまいませんか?

 

それはワンピースが『少年向け漫画でもストーリーは作り込まれているぞ』と世の中に知らしめたからです!!

 

 

(ひとつ断っておきたいのは、昔の漫画はストーリーが面白くないと乏しめる意図はありません。僕は昔の漫画も大好きです)

 

近年の日本のストーリーの評価基準は『伏線至上主義』になりつつあります。

『伏線』が巧みであればあるほど、面白いという評価が下されやすいです。

この風潮はワンピースや同時期の作品であるエヴァが作ったと思っているのですが、その辺はまた別の機会に……

 

 

最後に、わかりやすい比較方法があります。

 

それは作品の『1ページ目』です。

ワンピース以前の1ページ目は「主人公を紹介するもの」

ワンピース以降の1ページ目は「世界観を紹介するもの」

として扱われている者が多いです。

(もちろん例外もありますが比べてみると明らかに多くなっています)

(有名漫画以外にも中堅漫画から新人の読み切りまで傾向が変わっている気がしています)

 

 

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ドラゴンボール

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るろうに剣心

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幽遊白書

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ワンピース

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ハンターハンター

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NARUTO

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トリコ



はい。今回の記事は以上になります。

 

まだまだ書きたいネタがあるのでもう少し更新ペースを速めたいのですがなかなか時間が取れず……

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

よろしければ次の記事もご覧いただければと思います。

 

 

 

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「ドラゴンボールは物語はつまらない」はホント?

 

はじめまして、niodrill(におどりる)です。

 

この度、中学生の時に作成した黒歴史アメブロ以来にブログを開設しました。

 

なぜブログを書くに至ったかと申しますと、これは完全に自分用の「備忘録」です。

 

僕は漫画や映画などの創作物に触れる際、どうしてもシナリオを重視してしまう癖がありまして……

そこで自分が感じたことや、勉強になったことを取り纏める手段としてブログを選んだわけです。

 

まぁしかし、自分用の備忘録と云えど「記事を公開するからには人に読まれたい」という気持ちもありますので、しっかり読む人を意識しながら記事を書いていければと思います。

 

よろしくお願いします。

 

(前置き終わり)

 

はい、では最初の記事のテーマはお馴染みドラゴンボールDRAGON BALL)/鳥山明です。

 

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少し前にこんな記事が話題になったのをご存知でしょうか?

『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果 - 趣味女子を応援するメディア「めるも」

 

色んな意味で興味深い記事なので、未読の方は読んでいただければと思うのですが。

要約しますと、

ドラゴンボール好きの先輩に対抗するためにドラゴンボールを読破した後輩

・ストーリーはいきあたりばったりで世界観はツッコミどころ満載

・よくある絵、どこかで読んだことのある物語

・総評「やや面白くない」

みたいな記事です。

この記事に対する感想や賛否はネット上に数多く上がっていますのでそちらをご覧ください。

 

ドラゴンボールの物語がいきあたりばったりというのは実際そうだと思うのですが、

ドラゴンボールにストーリーを求めてはいけない」という声をリアルでもネット上でもチラホラ見かけます。

 

しかし、僕は声を大にして言いたい……

 

ドラゴンボールには、いきあたりばったりの物語でも面白く見せられる小技が数多く施されている』と!!

 

 

 

てなわけで、本題です。

ドラゴンボールには実際、物語を「盛り上げるための演出テクニック」「テンポよく進めるための小技」が数多く存在していると僕は思っています。

ここではその幾つかを紹介したいと思います。

 

 

【其之一】意外なキャラ(出来事)の組み合わせ

 

ドラゴンボールといえばキャラクターです。

小池一夫御大は「漫画はキャラクターが全て」と言いましたが、これは概ねそうで、キャラさえ売れてしまえばあとは幾らでも物語を作れます。(現に今のDBがそうですね)

ドラゴンボールの凄いところは、キャラ建てのためにキャラを崩壊させるんです。

 

キャラ×意外性=未知数

 

この最強の公式、たぶん鳥山自身イコールの先の結果を計算していません。

ちょっと具体例を上げますね。

 

・悟飯×ピッコロ

当時まだ近づきがたいライバル的存在だったピッコロと、幼い悟飯というあり得ない組み合わせ。結果としてピッコロに『父性』『良き師』という属性を与え、時を超えて愛される組み合わせになりました。

 

ベジータ×ブルマ(息子)

仲間たちを次々殺し、読者を恐怖の中に叩き込んだベジータ

ナメック星編を経てもその恐怖感は抜けず、「こいつを地球に野放しにして大丈夫なのか?」と思ったのも束の間、ヒロインポジのブルマと引っ付きました。

ここで凄いのはベジータとブルマの関係は未来からやって来た息子トランクスによって語られるのです。

読者は「恋人」を通り越して「成長した息子」を目の当たりにするわけです。そりゃ悟空も「どっひゃ~~~!!」ですよ。

これにより、プライドの高い戦士という無機質なキャラから、一気に「人間味」が生まれました。

 

・ブウ×サタン

魔人ブウから出る得体の知れない根源的な怖さ。無邪気さゆえの近寄り難さ。

ベジータの命を掛けた攻撃さえも歯が立たない、圧倒的な絶望感。

そんなブウに接触するサタンは、コミカルなキャラとはいえ、その時点では読者的には「悟空たちからセル討伐の手柄を奪ったいけ好かない奴」だったと思います。

最強ブウと最弱サタンの組み合わせは、結果的にブウのキャラに深みを持たせ、

サタンを愛されキャラへと伸し上げました。

 

 

 

他にも様々な以外な組み合わせがあるのですが、一先ず有名どころを列挙しました。

さて、ここからは「キャラ×意外な出来事」です。

 

・悟空×病気

最強の超戦士、読者の心の拠り所、もうコイツ一人でいいんじゃないかな、こと主人公孫悟空

そんな主人公補正の塊で、言うなれば一番ファンタジー的な悟空が、DB世界ではリアルな病死……「心臓病で亡くなる」とトランクスから告げられます。

その後、トランクスから貰った薬で完治したのかと思いきや、発症タイミングが遅れていただけというお手本のようなミスリードもあるのですが、

これにより、「悟空も完ぺきではないという脆さの演出」「物語的な悟空の封印(こいつ一人で全部解決しちゃうから)」 へと繋がっています。

 

フリーザ×仲間

原作漫画ではなくTVアニメシリーズ『ドラゴンボール超』からの引用です。

 

知らない人のために説明しますと、悟空たちの暮らす宇宙は「第七宇宙」という七番目の宇宙でして、宇宙の消滅を掛けた「力の大会」という宇宙対抗バトルロワイヤルに参加するのですが、そこで悟空はチームにフリーザを引き入れます。

 

いやこれね、本当に凄い。

鳥山先生の案かどうか定かじゃないですが、『超』の魅力の9割くらいはこの展開にある気がします。

 

まずほんの数年前までフリーザと悟空が共闘するなんて考えられなかった。

フリーザは絶対的な悪役」「ベジータとは違う」という気持ちもわかるんですが、

考えてみて下さい?

ベジータ初登場の時、誰かの腕食ってたんですよ??

ピッコロもベジータもブウも登場当時はきっと「絶対的な悪役」だったはずです。

 

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クリリン仲間論

 

そういえば超の劇場版『ブロリー』でフリーザドラゴンボールに「身長を5cm伸ばす」という願いを叶えてもらおうとしてました。

これはRR軍のレッド総帥のオマージュですが、この願いもフリーザのキャラ崩壊で、今後のキャラ建てに繋がってくると思います。

きっとこれからフリーザはちょくちょく地球に悪巧みしに来ては、結果を得ずに帰って行く『バイキンマン的悪役』になっていくんでしょうね。

 

このようにドラゴンボールのキャラ建ての基本は、キャラの崩壊です。

正直「とりあえず鍋にぶち込んでおけ!」って感じもありますが、結果として美味しい料理ができているのは、鳥山先生の技量や、脇を固めるキャラクターたちの安定感のたまものなのだと思います。

 

さて長くなってしまいましたが、次のトピックへ。

 (ここからはサクサクいきます)

 

 

【其之二】圧倒的なテンポ重視

 

これは原作漫画に限定されますが、ドラゴンボールの物語はとにかくテンポがいい。

まっっったくといっていいほど停滞しません。

 

例えば、フリーザ編でクリリンが殺されて悟空が初めて超サイヤ人に覚醒する名シーン。

クリリンが殺されてから悟空が覚醒するまで何ページだと思いますか?

 

正解は2ページです。

 

つまり見開き一つ分。

クリリンが死に、ページを一回めくればそこにはもう覚醒した悟空が立っているわけです。

 

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ページめくればこれとかかっこよすぎるんだよなぁ……

 

このようにとにかくテンポ重視のドラゴンボール

テンポよく見せる小技として、うまいなあと感じたのはセル編での「悟空と悟飯が精神と時の部屋で修行中」の流れです。

 

なにがうまいって、

 

「孫親子の修行」と「外での出来事」をリンクさせて、違和感なく異なる場所での出来事を見せているんです。

 

具体的には……

 

①外の世界:セル(第二形態)が気を集中させる

精神と時の部屋:悟飯が気を集中させ悟空がダメ出しをする

③外の世界:セルが強気に笑うが、トランクスが「父さんの勝ちだ」と呟く

これによって、セルの不完全さをより強力なものにし、

また読んでいる側も悟空と悟飯の修行姿を見られるので、飽きずにページをめくることができます。

 

もう一つ……

 

①外の世界:トランクスがムキムキ状態になりセル(完全体)に勝利を確信する

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「僕は父さんを超えてしまったんです」

精神と時の部屋:悟空、ムキムキ状態になる

③外の世界:トランクス、思ったように攻撃が当たらない

精神と時の部屋:悟空、ムキムキ状態の欠点を語る

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悟空が欠点に気づいてくれるという安心感

⑤外の世界:トランクス、欠点に気づき負けを確信する

 

このシーン。恐らく悟空のシーンがなければ力を過信したトランクスが、今より一層滑稽に映ってしまう……その緩衝剤として悟空の修行シーンが機能しています。

またここで悟空の方が一枚上手なことを見せることにより、

「最強なセル(完全体)を修業後悟空なら倒してくれるかも…!」というワクワク感を演出しています。

 

単純に二つの場所での出来事を織り交ぜるだけなら良く見られる手法ですが、

その二つをリンクさせて、テンポよく、また読者の期待値を上げながらページをめくらせるのは、脚本的小ワザと云えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

はい。

想定していたよりかなり長くなってしまいましたが、今回は2トピックに纏めてみました。

ドラゴンボールにはほかにも脚本的小技が多く存在しているので、またそのうち記事にできればいいなと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

よろしければ次の記事もご覧いただければと思います。

 

 

 

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